前回は、一眼レフ初心者におすすめタムロンB016はどんな感じで撮れる?ということで、実際に撮影した写真を何枚かご紹介しましたが。
今回は一眼レフの醍醐味である、背景をぼかして撮影する方法についてご説明いたします。
とても簡単ですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
背景をぼかす為に必要なこと
まず背景をぼかすために必要な基本事項が3点あります。
- 被写体と背景の距離を離せば離すほどボケる。
- レンズは望遠側で撮影するほどボケる。
- レンズは絞り開放側(F値が小さい)程ボケる。
上記の3点によってどのくらいボケるかが変わってきますので、この3点は基本として覚えておいて下さい。
撮影機材
- レンズ:TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO (Model B016)
- ボディ:Canon EOSkiss x5
- 三脚 :Velbon EX-640
三脚は無くてもOKですが、集合写真やシャッタスピードを遅くしたりするときは必要になりますので、準備しておいたほうがいいかもしれません。
ちなみに私の使ってる三脚はかなり大きくなるもので、最大で170cmになるものです。
三脚は大きければ大きいほどいい気がします。
カメラの設定
- AVモード(絞り優先AE)
- AFフレーム選択で中央にセット
- ISO感度はAUTOに設定
- F値は出来るだけ低く設定
- AFモードはワンショットAFに設定
背景をぼかすして撮影する時のカメラ設定の詳細はこちらで説明しております。
実際の撮影方法
では実際の撮影方法についてご説明します。
背景をぼかすでも、何種類かやり方がありますので、参考にしてください。
背景をぼかす(主役がセンター)
こちらの写真は真ん中のウサギさんにピントを合わせ、そのままシャッターを切るだけです。それだけで後の車をぼかすことが出来ます、とても簡単ですね。
ハイハイしてる赤ちゃんはちょっと置いてみただけなので、気にしないでください。
背景をぼかす(主役が左寄り)
次に、こちらの写真ですがこれは、少し違います。後がボケていますが前のウサギさんは左によっています。これは少しカメラの使い方が違いますので手順をご紹介します。
- 手前のウサギさんをセンターにとらえて、ピントを合わせる。
- シャッター半押しを維持したまま、手前のウサギさんを左に寄るようにカメラを右に移動させる。
- シャッターを切る。
そうすると写真のように手前のウサギさんが左に寄った写真が撮れます。こんな感じの写真って良く見かけますよね。
※カメラはセンターにピントが合うようにセットしているので、この構図のままシャッター半押しすると、下の写真のように後の車にピントが合ってしまいます。
手前をぼかす
運転手がかわいそうなので、後にもピントを合わせました。
この写真は、先ほどよりもレンズを望遠側にしていますが、単純に運転手にピントを合わせるだけです。
ぼかし撮影の基本はこんな感じでいいと思います。あとは色々試して何枚も撮ってみる事が大事ですね。
以上、ご参考まで。
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