2018年10月29日ベンチボックスの作り方を追記
今回はキッズテーブル&収納ベンチという事で作っていきたいと思います。
ブロック遊びやお絵かきにちょうどいいように設計してみましたので、皆さんもぜひトライしてみて下さいね。
今回のDIYで必要なもの
①木製キッズテーブルの材料
- 天板 厚み18mm 縦400mm 横600mm 1枚
- 側面の板 厚み18mm 縦400mm 横460mm 2枚
- 縁の部分 厚み18mm 縦50mm 横600mm 2本
- 補強用材 1×4(ワンバイフォー)材 600mm 1本
- ビス
②収納付きベンチの材料
- 天板材 厚み18mm 横210mm 高さ
- 側面材 厚み18mm
- 奥行材 厚み18mm
- 底板材 厚み18mm
- 蝶番 2個
※木材は1820mm×910mm(厚みは18mm)の集成材1枚でキッズテーブルと収納ベンチを作れます。
下図のように切り出すとイイと思います。
③必要な工具
- インパクトドライバー
- 皿取錐 ※ビス部分をきれいに仕上げたい人は必須
- 埋木錐 ※ビスを隠さない場合は不要(ビスを隠す場合の木栓を作成するドリル)
- メジャー
- 丸鋸 ※ホームセンターでカットしてもらう方は必要ありません。
- トリマー ※面取りしない場合は必要ありません。
- トリマービット ※面取りをしない場合は必要ありません。
- サンダー
- caDIY3D(3D図面設計ソフト) ※お好みのサイズに設計したい場合はぜひ使ってください。DIYの幅が広がりますよ。
ポイント
手作り感溢れる仕上がりになりがちなDIYですが、どうせならプロにも負けない仕上がりを目指したいものです。
トリマーなど専門的な工具が必要となりますが、後々の製作にも生かせますので購入をお勧めします。
道具を揃える(10万はかかる)のが厳しいという方は、販売もしておりますので、下のリンクよりお進みください。
木製キッズテーブルの作り方
1、材料の調達
まずは上記材料を用意します。
※自分でカットできない方は上記気取図を参考に、購入時にホームセンターなどでカットしてもらいましょう。
2、材料の下ごしらえ
・面取り作業
ポイント
・面取りをしていない材料は角がかなり立っています、ぶつけたりした時にけがをしたり危険です。
・材料の面取りをするかしないかで、仕上がりのクオリティーにかなり差が出ます。
面取りする箇所は下記の通りです。
・側面板・・・上と左右を裏表
・縁材・・・長辺を3か所 ※1ッ箇所は天板の底に合わせるので面取りしない
※面取りする箇所にしるしをつけるとわかりやすいです。
では、面取り作業に取り掛かります。
以前簡易トリマーテーブルを作成したので、そちらを使い作業していきます。
写真のようにガイド版に材料を当てながら、右から左に動かしながら角を削っていきます。
トリマーはトリマービットが高速回転して木材の角を削っていく道具なので音量、削りかす共にすごい事になります。
※作業時は削りカスが飛ばないように後ろから掃除機で吸い込ませながら作業しています。
注意!!
トリマーは刃が高速回転する危険な電動工具になります、刃の部分に指などが入らないよう取り扱いには十分にご注意ください。
という事で、
縁在、側面板二枚を面取りし、面取り作業は終わりです。
・表面処理(サンダーをかける)
表面も少しざらついているので、サンダーを全体にかけていきます。
こちらはトリマー後の側面板です。サンダーをかける前の状態はこのように角が立っている状態になっています。これではぶつかったら怪我をしますね。
サンダー後はこんな感じです。角が丸まってイイ感じです。
こちらは、トリマーで面取りをした部分です。表面がざらついています。
サンダーをかけると、ツルツルすべすべになります。
3、材料を組み立てる
・側面の板に天板を取り付ける。
側面上部より40mmほど下げて天板を取り付けます。
40mmを測るよりも写真のように逆さまにして板などを挟むとよいです、今回は12mmの板を2枚と18mmの板一枚で42mm下げた状態で天板を取り付けました。
左右位置は天板と側面板のセンター合わせで組みます。
写真は判りやすいように加工してありますが、実際は鉛筆で薄く書いてあります。
最終的には裏になるの部分なので、印は消さなくてもわかりません。
※この方法だと、1人で作るのは難しいかもしれませんので、二人で作業するといいと思います。
一人で行う場合は組み付け用の治具などを作って板を組むといいと思います。
位置が決まったら側面にビス穴とダボ穴を空けます。写真の道具は下穴と皿取を同時に行える優れものです。(ページの最後に今回使用の道具をまとめます)
こんな感じで下穴と皿取り、ダボ穴を一気にあけることが出来ます。
ビスを打ち込みます。
ビスを打ち込むとこんな感じです。
ビスの頭が木の中に入っている状態になります。
このような要領で左右3カ所ずつビスで天板に側面を固定していきます。
・補強材の取り付け
写真のように補強材1×4材を立てて取り付けます。こちらも取り付け位置は、適当な板を挟んで高さを固定してから、センターに取り付けます。
高さは4センチぐらい上げました。
ポイント
1×4材は縦立てて取り付けましょう!!
寝かせてつけるより立てた方が横方向の揺れ強度が強くなります。
ここまで組むと写真のようにビス穴が片側5カ所になります。
・前後縁部分の取り付け
天板底部分に面取りしていない縁部分を合わせて、下穴を空け側面からビスで固定します。
※こちらも慣れない方は2人で作業しましょう。
縁を付けるとこんな感じになります。
4、仕上げ工程
組み立てが完了しましたので、仕上げ工程に行きます。
・木栓作り
ビス穴を埋めるための木栓(ダボ)を作っていきます。
埋木錐9mmを使います。
※ダボ穴が9mmなので大きさは9mmになります。
中身はこのようになっています。外側をくり抜いて中が残る構造になっています。
ポイント
売っている9mmのダボ木を使用しても埋めれますが、同じ材料からダボを切り出した方が埋めた後の色の違いが少なくなります。
木栓もDIYで作ってきれいな仕上がりを目指しましょう。
余った材料に穴を空けます。上下の穴は深く開けすぎて貫通しました(;'∀')
真ん中のように貫通しないようにしましょう。
そのあとはマイナスドライバーでボキッと根元を折って完成です。
一気に作るとこんな感じで気持ち悪いです。
ちなみに貫通するとこのように詰まります。引っかかって結構取りにくいので注意してください。
・埋木処理
では、先ほど作った木栓を使ってビス穴を埋めていきます。
まずは、ビス穴に木工ボンドを少し入れ、ダボを入れます。(ベンチの方の画像です)
板と平行にノコギリを当てて飛び出した部分のダボをカットしていきます。通常のノコギリですと、木材に傷がついてしまいますので専用のノコギリが有ります。
こちらが埋木切断専用のノコギリになります。普通のノコギリと違ってアサリが有りません。
このようにきれいにカットできます。最後に軽くやすりなどをかけてやると、さらにOKです。
これで、キッズテーブルは完成です。
後日ベンチボックス追記します。
木製キッズベンチの作り方
1、材料の調達
まずは上記材料を用意します。
※自分でカットできない方は上記気取図を参考に、購入時にホームセンターなどでカットしてもらいましょう。左から、座面、前面、底板、側面、背面、となります。
2、材料の下ごしらえ
・面取り作業
ポイント
・面取りをしていない材料は角がかなり立っています、ぶつけたりした時にけがをしたり危険です。
・材料の面取りをするかしないかで、仕上がりのクオリティーにかなり差が出ます。
面取りする箇所は下記の通りです。
・座面板・・・座ったときに足の当たる部分。
・ベンチを閉じるときに指が当たる部分。
※面取りする箇所にしるしをつけるとわかりやすいです。
面取り後はこんな感じ。
・表面処理(サンダーかけ)
こちらの材料も、キッズテーブルと同様、全ての材料をサンダーでスベスベに仕上げていきます。
3、材料を組み立てる
・底板に側面板を取り付ける。
写真のように、下穴&ビスで底板に側面板を取り付けます。
・前面板と背面板を取り付ける。
前面と背面の板を取り付け、箱の状態に組付けます。
※前面は蓋を閉める時に指を挟まないように1センチほど隙間を空けてあります。
箱に組んだ後、トリマーはかけていませんが、サンダーで角を落としてあります。
・蝶番を取り付け座面を取り付ける。
蝶番で座面を取り付けます。
一応大体の形は完成です。
蓋を開けるとこんな感じで、中におもちゃなどを収納できます。
・埋木処理
最後にビスを埋木で隠しきれいに仕上げて完成です。
以上、ご参考まで。
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