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17スコーピオンDCのオーバーホール。分解方法の詳細

17スコーピオンDCオーバーホール

ベイトリールはメンテナンスが大事ですよ。

構造上どうしても内部が傷みやすいので軽く分解は出来た方がベターです。

という事で、今回は

 

 

 

目次

17スコーピオンDCのオーバーホール。分解方法の詳細

 

 

題しまして、17スコーピオンDCを分解していきたいと思います。

 

 

 

 

17スコーピオンDCのオーバーホール

 

▼今回オーバーホールしていくのはこちらの、スコーピオンDC。
17スコーピオンDCオーバーホール使用頻度はそんなに多くないのですが、海水・汽水での使用、巻き心地に違和感が出始めています。

前回ベアリング交換はしたのですが、せっかくなので破壊(オーバーホール)していきます。

 

 

 

 

1、スプールを外す

まずは、スプールを外しましょう。

▼ブレーキダイヤルをOPENにします。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼裏側のサイドプレートロックを外します。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼サイドプレートが外れます。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼スプールを引き抜けばスプール外しは完了。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼外したサイドプレート、スプールはトレーに置いておきます。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

2、ハンドル周りの分解

次にハンドル周りを分解していきます。

ポイント
外したナット・ワッシャー類は外した向きのまま、外した順番に並べていくのがポイントです。組み立て時には順番に組付けるだけの状態にしましょう。

 

 

 

▼ナットカバーのビスを外していきます。
※ナットの左下にある小さいビスです。ネジの頭がすぐに潰れるので注意してください。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

▼ビスが外れました。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

▼ビスはネジロック剤が付いているので、カタイです。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼カバーを外すとハンドルのナットが外せるので、反時計回りに回すと外れます。※左ハンドルは逆回転になります。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼ナット・ハンドル・ドラグノブが外れました。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼ドラグノブを外すと、スプリングが出てきます。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼スプリングは溝に乗っているだけです。ドラグナット?を外していきます。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼ナットを外すと下にはワッシャーが入っています。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼写真のようにカーブしたスプリングワッシャー的なものが入っています。組付けの時に向きが判らなくならないように、このままの向きのまま、取り外してください。※どら焼きを横から見た時のように組みます。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼向きと順番に注意して並べておきます。これでハンドル周りの解体は完了。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

本体メインギアの分解

ここまで来たらいよいよ本体を開けます。

ポイント
ビスは小さく頭がつぶれやすいので慎重に外していきましょう。外したビスはどの場所にどのビスが来るかわかるように配置しておくといいです。

 

 

 

▼まずは本体内側のビスを外します。(別に外からでもOK)※内側はこの一本だけです。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼次に外側のビス3本を外します。※この3本は全部同じ長さのビスでした。※メカニカルのキャップが外れていますが外さなくてもOKです。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼4本のビスを外すと、サイドプレートが外れます。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼メインギヤが見えました、少しずつ外していきます。※外したギアは向きと順番に注意して置いていきましょう。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼メインギヤ周りを外していきます。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼メインギアを外すとこんな状態。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼ピニオンギア部分も外しました。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼外したピニオンギア17スコーピオンDCオーバーホール17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼今回ギア関係に塗るグリス。※どこかでいいって聞いたので使ってる。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼パーツクリーナーで綺麗にしたギアにグリスを塗っていきます。17スコーピオンDCオーバーホール17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

▼プラスチックのギアにはEVO500を投入※良いのかどうかは知らんm(__)m17スコーピオンDCオーバーホール17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼ウォームシャフトの付け根部分も、汚れを落としてEVO500を投入。
17スコーピオンDCオーバーホール

今回はギアのグリスアップを行いましたが、状態を新品に近い状態に戻すなら、ピニオンギヤの周りなどの駆動系のベアリングの交換も必要です。完璧な状態に近づけたいならベアリング交換は必須です。

 

 

 

 

 

▼グリスアップが終わったら各パーツを戻していきます。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼サイドカバーを戻し、ベアリング、スプリング、メカニカルキャップを戻します。17スコーピオンDCオーバーホール17スコーピオンDCオーバーホール17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

 

 

 

▼ワッシャー関係を戻して、ドラグナットを締めます。※ドラグナットの締め込み位置が重要です(次の写真で説明します)17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

 

▼ナットの次にスプリングを入れるのですが、先にナット位置の調整です。17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

 

▼スプリングは入れずにドラグノブを入れてみてください。※メインシャフトの楕円部分と、ドラグノブの楕円の穴がぴったり合う位置にナットを調整してください。位置が合うと下の写真のようにすっぽりとはまります。17スコーピオンDCオーバーホールナットの位置調整が終わった状態で、ドラグノブをいったん外しスプリングを入れます。

 

 

 

 

 

▼無事組みあがりました。
17スコーピオンDCオーバーホール

 

 

 

そこそこ状態は良くなりましたがベアリングを交換するとさらにいい状態になると思います。

それにしてもシマノリールは新品状態が長く続かない。

 

 

今回使用した、ケミカル&工具

17スコーピオンDCオーバーホール

 

グリッチオイルEVO500

防錆性の高い高粘度オイル(メインギアにもおすすめ)

 

グリッチオイルROSA

最強レベルの防錆性・中粘度オイル(ベアリングに使用)

 

グリッチオイルパッシブ

高防錆低粘度オイル(スプールベアリングにおすすめ)

 

BOREDグリス

マイクロモジュールギアに良いと噂のグリス

 

 

最高の精密ドライバーセット

 

ベアリングを抜くときに便利な工具

 

以上、ご参考まで( ´Д`)ノ~バイバイ

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